自動車用ガラスの重要性

自動車のウィンドウガラスは、ドライバーと同乗者の安全と快適性を確保する重要な役割を果たしています。
運転時の視界維持や飛び石からの保護、事故時の被害軽減など、多岐にわたる機能を求められています。
これらのガラスは、可視光線透過率が70%以上など、厳格な保安基準に適合するように設計・製造されており、「安全ガラス」と呼ばれています。

安全ガラスには様々なな種類があり、「強化ガラス」や「合わせガラス」、そして「熱線プリントガラス」などが挙げられます。これらのガラス商品は、それぞれ異なる特性や機能を持ち、高度な技術と品質基準に基づいて製造されています。
自動車メーカーはこれらの安全ガラスを車両に取り入れ、ドライバーと乗員に優れた安全性と快適性をご提供しています。

安全ガラスの種類

道路運送車両法に基づいた「自動車運送車輛の保全基準」には、安全ガラスの使用する箇所を次のように定めています。

1.自動車の全面ガラス
2.幼児専用車及び旅客自動車運送事業用自動車の窓ガラス

当店では、これらの法律に遵守し、一つひとつの施工を丁寧に行っております。

強化ガラス

強化ガラスは板ガラスを700℃近くまで熱し、空気中で急速冷却することによって表面に「圧縮応力」という衝撃を打ち消す特性をつけたガラスで、通常のガラスよりも約5~10倍の強度を誇ります。もしも破損した場合でも、細かい粒状の破片となり、ケガを心配する必要がありません。JIS規格では、強化ガラスの耐衝撃強度を測るために、225gの鋼球を2.5mの高さから落としても割れないように要件を設けています。そして破砕した場合、特定の範囲内においては一定の枠内に多くの破片が散らばらなければなりません。
強化ガラスは主にサイドウインドウやリアウインドウに使用されており、その優れた強度と安全性から、特に車両の側面において重要な役割を果たしています。

合わせガラス

1987年9月以降に生産される自動車のフロントガラスは、合わせガラスを搭載する必要があると「道路運送車両の保安基準」で義務づけられています。
合わせガラスは2枚のガラスを透明なプラスチックフィルムで貼り合わせたガラスで、割れてしまった際もひびがはいるだけで、視界を妨げることがありません。
耐衝撃強度のJIS規格では、225gの鋼球を5mの高さから落としても、中間膜がやぶけたり露出してはならないと定めています。近年では様々な特性を付与した合わせガラスもあり、フロントだけでなく前席のサイドウインドウにも、合わせガラスを採用することがございます。

熱線プリントガラス

熱線プリントガラスは、ガラス表面に導電性ペーストインク(発熱体)をプリント焼付し、その上に銅やニッケルメッキ加工を施した、リアガラス専用の安全ガラスです。
この特殊なガラスはスイッチを入れると加熱され、雨の日にガラスがくもりにくくなり、冬季の結露や結氷を防止し、更には耐雪性にも優れた効果を発揮します。
これらの技術により運転中でも視界を確保しやすくなり、冬の寒冷地域での運転時にも快適なドライビング環境をご提供します。熱線プリントガラスは先進的な機能と安全性を兼ね備え、悪天候や寒冷な状況下でもドライバーと同乗者の安全を確保する役割を果たします。

この他にも当店では、様々な特長を持ったガラスを取り扱っております。初めてガラス交換を行う方にも、分かりやすい説明を心がけておりますので、ご質問等がございましたらお気軽にご相談ください。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。

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