安全ガラスの種類

「自動車運送車輛の保全基準」には、安全ガラスの使用する箇所を次のように定めています。
1.自動車の全面ガラス
2.幼児専用車及び旅客自動車運送事業用自動車の窓ガラス

自動車の安全ガラスには「強化ガラス」と「合せガラス」の2種類があります。

◎強化ガラス

強化ガラスは焼入れされたガラスで、普通のガラスにくらべて5~10倍の強度があります。また万一破損しても破片は細かい粒状になりますから、ケガをする心配はありません。
耐衝撃強度のJIS規格では、重さ225gの鋼球を2.5mの高さから落としても割れてはならないと定めています。また破砕した場合、破砕起点より80mm以内を除き、50mm×50mmの枠内に曲面強化ガラスでは40箇以上、平面強化ガラスでは60箇以上の破片がなければならないとしています。

◎合せガラス

合せガラスは2枚のガラスを透明なプラスチック・フィルムではり合わせたガラスで、割れた場合でもヒビがはいるだけで、視界を妨げることがありません。しかも破片が飛び散ったり、くずれ落ちたりしません。
耐衝撃強度のJIS規格では、225gの鋼球を5mの高さから落としても、中間膜がやぶけたり露出してはならないと定めています。

◎熱線プリントガラス

熱線プリントガラスはガラスの表面に導電性ペーストインク(発熱体)をプリント焼付し、その上に、銅、ニッケルメッキ加工を施したリヤガラス専用の安全ガラスです。
スイッチを入れるとガラスは加熱され、雨降り時のガラスのくもりを取り、冬季の結露、結氷の防止、更に、耐雪にすぐれた効果を発揮します。